技術者面談は経験言語や経験年数より、技術者の質を重要視すべき

技術者面談は経験言語や経験年数より、技術者の質を重要視すべき

技術者の採用面接ではなく、あくまで開発プロジェクトに参画する前の客先面談のことなんだけど、往々にしてスキルシートありき(経験年数とか経験言語)で話が進みすぎるので、もっと技術者の質自体を重要視した方がいいんじゃないかな・・ と思うときがしばしばある。

ちなみに商習慣としての面談は今でも行われており、事前面談は基本は禁止だという、ナンセンスなツッコミはご遠慮いただきたい。

 

言語の違いはそこまで問題ではないと思う

例えばJavaでの開発プロジェクトであれば、必要スキルは「Java開発経験3年以上」なんて要望がきたりするけど、そこまで特定言語の経験って重要なのかな? と疑問に思う。

もちろんJavaでの開発プロジェクトなんだから、Java経験者が集まった方がスムーズに開発が進むことは間違いないんだけど、言語の違いはそこまで大きな問題にはならないと僕は考えている。

VB.netとか、C#.netとか、Javaとか、業務系システムで使用されるような言語であれば、そこまで大きな違いはない。なぜならプログラムの基本となるアルゴリズムだって、基本の考え方は「”条件分岐”と”ループ処理”をどう組み合わせるか」だけだし、あとは言語としての作法のようなものが異なるぐらいの違いでしかないのだ(あくまでおおまかに言うならだが)。

なにか一つの言語を習得してさえいれば、別の言語でプログラミングするにも、今の時代ネットで調べればいくらでもヒントは見つかるし、いくらでも応用がきく(業務系と制御系のように、開発領域が違いすぎる場合は難しいかもしれないけど)。

 

注意すべきなのは技術者の質

プロジェクト支援を依頼する外部協力技術者を選定する上で大事なのは、経験言語ではなく技術者の質。言語の習得どうこうよりも、技術者の質の方がプロジェクトを進める上で、大きな問題になることの方が多いからだ。

先の項にて「一つの言語さえ習得していれば応用はきく」と言ったが、この応用力という点が技術者にとっては非常に大事なポイントとなる。システム開発は毎度同じシステムを構築するわけではなく、毎回お客様の要望に応えるために、仕様の異なるシステムを作り上げる。

だからこの応用力が低い技術者は、いくらJavaでの開発経験が豊富だったとしても、仕様書の通りにしかコーディングできないとか、開発能力が低かったりする。逆にJavaは未経験だったとしても、応用力が高ければ長い期間でみれば良い仕事をしてくれるもの。これは間違いない。

ド短期での製造フェーズであれば、言語経験者を優先すべきだけど、延長の可能性ありとか、長期にわたるプロジェクトであれば、言語経験よりも応用力の高い技術者を選んだ方がよいだろう。

 

言葉だけしか知らない営業が動くから仕方ない

とは言っても、なかなか応用力とか技術者の質って、ぱっと見だけじゃ分からないのもあるんだけど、経験年数とか経験言語とか、目に見えるスキルだけでしか判断されないのは、なかなかつらい。

ただ大きい会社のパートナー推進とか、中小ソフトウェア企業の営業職って、まったく技術のこと知らない人が、言葉言葉のキーワードだけ押さえて仕事していることが圧倒的に多いし、それも仕方のないことかもしれない。

たまに「VBA(Access)の案件だから、VB.net経験者じゃ無理かな・・」とか言う営業の人いるけど、VB.netで開発経験あれば、VBAでも速攻順応できるはず。営業側もそうした理解がないから、目に見えるものだけでしか判断ができなくなる。

とは言いつつも、僕自身はエンジニアから営業職に転身した人よりも、営業一筋でやっている人の方が、圧倒的に(営業的な)仕事をこなせる人って多いと感じてるので、こうした部分も仕方のないことなのかもしれない。

 

柔軟性を持ちたいところだけど、やっぱ変わらないかも

とにかく技術者面談の機会を調整するには、言語どうこうよりも人間性を基準にした方がいいと思って書いてたけど、先のような営業のこともあり、なかなか難しいかもしれないな。

面談する側の技術者だって、手当たり次第に面談するほど暇でもないし、何でもかんでも提案してくるようなワンチャン狙いの思慮浅い営業もいるから、それなりに人選しなければならない。

そうすると、どうしても言語スキルと経験年数ありきで話が進んじゃうかな。きっと僕だってそうした要素を見て判断しちゃうもん。

そうしたことを考えていると、技術者ネットワークが発達して、営業とか関係なく紹介でつながるような世界が理想なのかもしれないな。

 

おわりに

システムエンジニアのスキルとは、スキルシートで表現できるような言語経験とか経験年数よりも、コミュニケーションとか応用力とかリスク管理などなど、視覚的に表現できない大事な能力が山ほどある。

だから技術者面談の際にも、もっとヒューマンスキルみたいなものを基準に面談機会をもらえるようにしてほしいと思ってたけど・・ やっぱ難しいかな。

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