僕たちは死に向かって生きている

僕たちは死に向かって生きている

30歳を過ぎてぐらいからだろうか、最近は生きることと死ぬこと、ひいては人生についてよく考えている。ただしいくら思考を続けても、よく分からないことばかり。私たちはなぜ生まれてきて、なぜ死んでいくのだろうか・・

ただ一つだけ分かっていることがある。それは人は確実に死ぬということ。過去何万年の人類史を振り返っても、古今東西見渡せど、寿命が尽きなかった人間はいない。どんな人にも平等に死は訪れるのだ。人の致死率100%というのは、言い得て妙である。

だから、と言うわけではないが、最近は死というものを強く意識するようになった。そうすると案外「生」というものの実体が理解できるようになってきた感もある。

「私たちは死に向かって生きている」ということを意識することで見えてきたものについて書いておきたい。

限りある生を楽しむこと

自分がいつ死ぬのかなんてのは、絶対に分からない。

あと50年先に健やかに眠ったように死んでいくのかもしれないし、1年後に非業の死をむかえるのかもしれない。それこそ今この記事を書いている新幹線の中で、何かしらの事故に巻き込まれて人生の終わりを迎えてしまうかもしれない。

どのような最期になるのかは想像もつかないが、確実に死は訪れる。言い換えるなら人生は有限なのだ。

そうすると限りある人生を精一杯楽しもうと思えるようになった。まだまだこの世でやりたいことはたくさんあるので、最期のときがわからない以上、やりたいことは後回しにするのではなく、健康なうちに取り組んでおいた方がいい。

死んでしまった後では、なにもできない。この瞬間の人生を目一杯楽しんだ方がいい。

日々に感謝

何気ない日常にも感謝できるようになった。

朝に目を覚まし、仕事や子育てなどで社会生活を送り、食事をとり、家族や仲間たちと笑い、夜に眠りにつく。そんな何でもないような日々がとてもありがたいものと思える。

贅沢も大事だが毎日する必要はない。贅沢はたまにするくらいがちょうど良いのだ。日々の生活の中でも幸せなことはたくさんある。そう思えると毎日が尊く、貴重で、楽しい。

こうしたことも生きているからこそ感じられる喜びだ。

死ぬ準備

昨今では就活ならぬ終活という言葉が話題になることが多いが、一生を終えるための準備も大事だなと感じる。

人生というストーリーも最後がぐだぐだになってしまえば台無しだ。きれいに幕を下ろしたい。そのために死ぬ準備をしておくというのは、周囲の人にとっても、自分にとっても大事なことだとつくづく思う。

終活といっても以下にあげるように、金銭的なものから精神的なものまで、その内容もさまざま。終活についてはまた別のエントリーにて触れていきたい。

  • 身辺整理
  • 遺言状の作成
  • 財産管理
  • 人生の振り返り

おわりに

死は宇宙のようなもので、考えても考えても答えがあるわけではないのだが、心身ともに健康なうちに死と向き合うということは、まったくネガティブなことではない。むしろ死を考えることで「生」に対してポジティブな意識が芽生えてきくる。

人は必ず死ぬし、人生は有限だし、人は死に向かって生きている。みなさんも一度人生を振り返りつつ、死について考えてみてはいかがだろうか。

生と死カテゴリの最新記事