新規事業を立ち上げるのに重要なものって、案外情熱とか熱意だったりする

新規事業を立ち上げるのに重要なものって、案外情熱とか熱意だったりする

今から話をしていくのは、どちらかというと社内ベンチャーというか、会社の中で新規事業を立ち上げるときよりの話になるんだけど、新規事業創出なんかを考えている会社って結構多いと思う。

新規事業というと少々大げさかもしれないが、既存の収益の柱とは別の分野を開拓していこう的な感じのも含めて新規事業と呼ぶことにしよう。

会社の中で新規事業を立ち上げるってなると、趣味が高じて会社をつくるとか、自身のキャリアを生かして事業展開する場合とは違って、一番最初に収益だとかそういった話があがってくることが多いと思う。でも案外社内での新規事業立ち上げだって、一番大事なのは情熱とか熱意だったりすると思う。

(僕自身も新規事業の創出を試みた経験があり、いろいろと思うところもある。自身で経験をしてみて分かったことがあるからこそ、新規事業について話していきたい)

 

新規事業は困難がとても多い

新規事業を推進するにあたって、もちろん事業計画を用意することは大事ではあるが、多くの場合は計画通りには進まない。人員だったり、予算だったり、スケジュールだったり、他サービスとの連携だったり、顧客の反応だったり、内的要因や外的要因含め、あらゆる面で想定外のことが発生する。

会社経営なんかもそうだけど、新規事業においても、想定と乖離していく事象(トラブルなんか)を解決していくことに追われる。新規事業の立上げとは”困難を乗り越えていく仕事”と言ってもよいかもしれない。

精神的にも、肉体的にも、とても消耗するのだ。

 

強い思いがあるから困難も乗り越えられる

新規事業を進めていくのは楽しいことばかりではなく、つらくて苦しい時間も多いからこそ、プロジェクトを動かしていく情熱とか熱意が大事だったりする。熱量が高ければ高いほど「諦めないぞ」という気概で、多くの困難を乗り越えていける。

それに思うように利益が上がらなかったりすると「このサービスは受入れられないから、違う方向に進もう」とか、あらゆる可能性を考える。これは決して悪いことではないのだが、情熱や熱意が少ないと、新規事業をスタートさせた根底にある、コンセプトや理念というものから逸れてしまう恐れもある。

そんなことがあっては、結局はふわっとした事業になってしまい、事業の本質があいまいになってしまい良い結果には結びつかない。だけど熱意や情熱があれば、サービスや製品の方針を見直すにしても、軸だけはぶれないはずだ。

 

情熱は顧客にまで届く

新規事業ということだと、世の中にインパクトを与えるような製品やサービスを創出することが多いだろうが、そうした際にも情熱や熱意といった要素は大事になる。

製品やサービスを提供するには、顧客の存在が必要不可欠になるわけだが、熱量というのはお客様にも伝わるもの。サービス提供者の強い思いを具現化したような製品やサービスは、細部にまできめ細やかな配慮やこだわりが感じられる。それに提供者の熱意がユーザーの心を動かし、購買意欲を高めることにもつながる。

熱意からくる”こだわり”は、ときには事業推進の壁となり得ることもあるが、こだわりを無視して汎用性だけを追求してはいけない。情熱といった思いは、確実にユーザーに届くはずだから。

 

当たり前だけどマネタイズ面も無視してはいけない

当たり前のことだけど、情熱や熱意さえあれば良いということではない。事業として営みをする以上は、マネタイズ面もしっかりと考え込まなければいけない。

ただここで言いたいのはマネタイズばかりを考えていてはダメで、しっかりとその根底にある思いを忘れてはいけない、ということ(大企業であればマネタイズ重視で正論とも言える製品やサービスを提供するのは正しいことだけど、中小企業としての社内ベンチャーであれば、その正論は通用しない)。

どうしてもマネタイズばかりを考えた製品やサービスというものは、アラが目立つし、そのうちにボロがでてきて、製品やサービスの提供を継続することが難しかったりする。

 

おわりに

よく社内でも「こんなものがあれば売れるだろう」という話が出てくると思う。新規事業として始めるのであれば、売れるからという収益重視で事を進めるのは、大企業を抜きにしてあまり良い傾向ではないと思っている。

新規事業を推進するのであれば、担当者の熱意や熱量という強い思いが、なによりも大事なのだから。

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