現代資本主義はもう限界!今後は富の追求から幸福を追求する時代へ

現代資本主義はもう限界!今後は富の追求から幸福を追求する時代へ

日本経済の基本は資本主義経済であり、これは世界全体で見ても現代のグローバルスタンダードだ。

18世紀後半に始まった産業革命から150年あまり。世界の富の総量は圧倒的に増し、自由市場のおかげでより良い製品、より良いサービスが登場し、テクノロジーの発展も相まって、私たちは非常に豊かな生活を送れている。

だがそろそろ現代資本主義は限界を迎えてきているのではないかと感じることも多々ある。これからの時代は資本主義の根底をなす“富の追求”ではなく、“幸福の追求”に価値をおく時代に移っていくのではないだろうか。僕自身は強くそう思う。

 

現代資本主義の限界

偏りすぎた富のバランス

資本を使って新たな富を生み出すことは資本主義経済の基本でもあるし、一般的な営利企業なら、そうした基本を徹底して事業を営んでいくことに何の疑いも持たないだろう。

ただ現代の大企業はあまりに大きくなりすぎた。

大手企業は莫大な資本を利用して、市場に”正論”ともいえる製品やサービスを投入する。それに昨今ではGAFA(Google、Apple、Facebook、Amazonの総称)と呼ばれる4大IT企業がアメリカ国内のみならず、世界中を席巻している。

上記IT企業の拡大にはテクノロジーの発展が企業の成長を支援したという面もあるが、世界中で富の追求をしてきた結果、今の世界は富のバランスが偏りすぎてしまった。一部の大富豪62人が世界の富の半分を支配しているとも言われているぐらいだ。

ただ僕自身は資本主義を否定するつもりもないし、むしろ資本主義には肯定的な立場なのだが、上記のような富の偏りをみると、あまりに異常すぎるなと感じてしまう。

 

精神疾患の多発

資本主義の弊害というべきか、企業・そして世の中が合理性を求め過ぎるあまり、窮屈さを感じる人が多くなったのではないだろうか。

その証拠に、うつ病をはじめとした、精神疾患系の病人が急増している。世の中は便利になっているというのに、メンタルを壊して人並みの生活が送れないなんてのは、いい皮肉だ。

うちの会社にも「うつ病」や「適応障害」などの精神疾患を患っている社員がいるが、精神系の疾患は本当に根が深い。怪我とは違い、時間をかければ治っていくものでもないため、長い期間病気と付き合っていくのはとても大変なのだ。日常生活すら満足に送れなくなってしまう。

 

もっと自分らしく生きてよい時代へ

こうした流れをみていると、現代資本主義もそろそろ限界を迎えている、と感じはしないだろうか。

だからこそこれからの時代、従来の資本主義の根底にある”富の追求”から、”幸福の追求”を第一に考えていくような流れが生まれると思っている。

なぜなら、これからはより自分らしく生きていくことができ、それが許される時代になるからだ。それはテクノロジーの発展による恩恵が要となる。

 

さらなるテクノロジーの発展で世界はより豊かに

冒頭から何度も「テクノロジーの発展」というキーワードを出してきたが、今後もより一層テクノロジーは発展していくはずだ。

ただ現代において、テクノロジーの発展はある意味分岐点になっており、これからの発展は「私たちの生活をより一層豊かなものにし、人類としての価値観を変えてしまうのか?」という疑問がつきまとう。

人工知能やバーチャルリアリティなどは、今後のテクノロジーを語る上でホットなワードであるが、こうした技術が発展・普及することで、生活様式や価値基準を大きく変えてしまう可能性だってある。それは人々の信念や価値観を揺るがすものとなり、多くの人は脅威と見なしてしまう。

だが僕自身は結構楽観論者であり、テクノロジーの発展により、労働時間は減少し、ベーシックインカムなどの社会保障も充実し、さらに豊かな生活を享受できるような基盤ができあがると思っている。

 

自分なりの幸福を追求しよう

富の追求も社会生活を向上する上で大事なことではあるが、先にも説明したように、テクノロジーの発展によって、自分のために消費できる時間やお金が増えるはずだ。

それにこれもテクノロジーの恩恵だが、平均寿命だってまだまだ伸びていくだろう。そうするとより一層長くなる人生、好きな人と会い、好きなことをやって暮らしたいと誰もが思うはずだ。

もちろん幸福なんてものの実体は人それぞれではあるが、これからは誰もが自分のために生きてもよい時代になるだろう。もう少しわがままになって生きてもよいし、自分にとっての幸福を考えていきたい。

 

おわりに

社会全体としても「お金の稼ぎ方」といった富一辺倒の生き方よりも、より人としての生き方、幸福について焦点をあてたライフスタイルが、これからのスタンダードとなっていくのではないだろうか。少なくとも僕自身はそう思っているし、そういう社会になることを望んでいる。

 

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