愛する人を失った悲しみから立ち直るためにするべきこと

愛する人を失った悲しみから立ち直るためにするべきこと

人生には大小さまざまな悲劇が訪れるが、最も大きな悲劇と言えば、身近な愛する人を失うことだろう。親・配偶者・恋人・友人・子・ペットなど、愛情を注げば注ぐほどその悲しみも絶大だ。

その悲しさのあまり、なかには自分の人生の意義さえ見失ってしまう人も多い。ただ故人のことを思えばこそ、後追いなどの行為に走るのはとどまってほしい。生きているだけで丸儲けだなんて陳腐なことを言うつもりはないが、やはり死と同じぐらい生は尊いものなのだ。

だからこそ自分に与えられた生をまっとうするべく、死別という悲しみから立ち直ってほしい。愛する人を失った悲しみを克服し、立ち直るためにできることについて話していきたい。

まずは思い切り泣こう

悲しいときはその感情を押し殺すのではなく、まずは思いっきり泣いてみよう。

泣くという行為には脳内のストレス物質を排除するという役目もあるらしい。決して何かの問題が解決するわけではないが、おもいっきり泣くだけでも気持ちは少し和らぐはず。

悲しみから目を背け続けていては、いつまでたっても立ち直ることはできない。大切な人を失って悲しくないわけがないのだ。現実を現実として受入れられるようになった段階で、悲しみという感情にまかせて涙を流してみよう。

まずは素直に悲しみを受入れる。死別からの立ち直りは、そこからがスタートだ。

同じ悲しみを持つ者とつながる

死別という悲しみを自分一人で処理するには、その悲しみの度合いが強烈すぎる。時間が解決してくれるなんて生やさしいものではない。失恋などとは度合いが違うのだ。

時には同じ悲しみを持つ者同士で交流して、同じ境遇の人が存在することを認識するのもよい。そしてそこから交流が生まれれば、お互いに励まし合い、助け合い、悲しみを共有し合えることもある。

アメリカではこうした自助会が盛んに行われているようだが、日本にもなくはない。ネットで調べるだけでも、以下のような自助グループがあるようだ。

・自助グループの紹介サイト1
http://www.grief-survivor.com/practical/shg-list.html

・自助グループの紹介サイト2
http://griefadvice.com/izokukai.html

・グッドグリーフ・ネットワーク(若年層向け)
https://www.ggnetwork.jp/

※あとは自身の住まいのある地域名を検索ワードに追加して、探してみるといい。

 

ただ死別という共通カテゴリでつながるにも一点注意が必要だ。それはお別れをした相手が親・配偶者・子・ペットなど、同じ対象であるかどうかだ。悲しみの感情は個々人に依存するし、その度合いを数値にすることはできない。ただお別れをした相手の対象が違っていては、どこか会話をしていてもちぐはぐになってしまう。

こうした自助会に加わってみるのもいいし、僕の会社で作成した死別者のための総合掲示板も利用してほしい。親・配偶者・子などのカテゴリ別で掲示板を分けているので、同じ悲しみを持つ者との交流ができるはずだ。

死別者のための総合掲示板 きんせんか
https://bereavement-bbs.com/

思い出を形に残そう

死別の悲しみから立ち直るために、最後は故人との思い出を形に残してみるのはいかがだろうか。そうすることで、どこか気持ちに一区切りつくと思う。

きっと故人とはさまざまな思い出があったことだろう。喧嘩やすれ違いももちろん経験しただろうが、それ以上に二人との間には愛や慈しみがあったはず。こうした想いは何よりも尊いし、肉体がなくなった後でも人の想いは永遠に残る。

ただ悲しいかな、人の記憶は時の経過とともに薄くなってしまう。それこそ何年も経てば思い出せなくなってしまうことだってある。

そこで残された者としては、故人との思い出が風化してしまうまえに、何かしらの形にして残しておくとよい。例えばさまざまな思い出を写真と文章を交えた一冊の本にして残す。例をあげるなら以下のような内容はどうだろう。

親であれば・・自分が小さいときの親との記憶、親の子供に生まれてきたことへの感謝の気持ちなど。

配偶者や恋人であれば・・出会ったときのこと、二人の記念日の思い出、喧嘩をしてもより愛が深まったことなど。

子供であれば・・妊娠や出産時のエピソード、逆に子供から学んだ人生のことなど。

ペットであれば・・我が家にやってきたときのこと、ともに過ごした時間の中で印象的な思い出など。

こうした思い出を一冊の本にすることで、少なからず気持ちの整理の一助になるんじゃないだろうか。

おわりに

愛する人を失うことは、想像を絶するほどの絶望と悲しみに包まれる。だが残された者としては、しっかりと生をまっとうすることも役目なのだ。

そして悲しみから立ち直るには、いくつかのプロセスを経ることが重要である。本記事や僕が立ち上げたサービスが誰かの役に立つことをここに願う。

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